面接対策次第で採用確率も変わる

介護施設に入るためには、基本的には面接のみをクリアすればいい。一般の企業とは違って、筆記試験が設けられているケースは稀だからだ。たいていは、資格のチェックと、簡単な面接のみで採用されるかどうか決まる。したがって、この二つに絞ってレベルを上げておけば採用確率はアップするだろう。具体的に言えば、資格であれば、介護福祉士以上のものを持っていると圧倒的に有利になる。介護福祉士の資格は国家資格であって、しかも取得までに三年の実務経験を要求するものだ。この資格があるというだけで、面接もそこそこに採用が決まるケースは少なくない。

介護職員初任者研修しか終えていないなら、面接の重要性は意識しておくべきである。資格が弱い場合には、面接を上手くこなさない限り採用されることがないからだ。面接対策として考えられるのは、あらかじめ質問を想定して、ベストな回答を自分の中で用意しておくことである。どういうことが面接時に質問されるのかは、ネットを調べてみればだいたい分かる。世界的大企業のような突飛な質問をされることは稀なので、ごくごく当たり前の質問を想定し、それに万全な回答を返せるように訓練をしておくのが無難だ。

模擬面接を行ってくれる場所も探せば見つかるので、それで練習をするのもいい。社会に出たことのない人は、一般常識の問題集を買って勉強しておくのもいいだろう。ノックの仕方や椅子への座り方など、基本的なことから教えてくれる。